保険と共済の違いについて
今回は、保険と共済の違いについてご説明させていただきます。
まず、大前提として保険と共済は似て非なるものです。
保険とは、民間の保険会社が行う”営利事業”となっております。
まず、保険会社を設立する際には、最低でも10億円以上の資本金がなければなりません。
その理由としましては、広い範囲の保障に加えたくさんの保険加入者を相手としており大規模で永続的な経営を必要としているためです。
また、保険金などの支払いをするための財源は、『責任準備金』と呼ばれ、保険会社が保険金などの支払いなどに充てるために保険料や運用収益を財源として積み立てております。
共済とは、共済組合が行う”非営利事業”となっております。
加入している組合員がお金を出し合い、困っている組合員に対して共済金を支払いみんなで助け合う仕組み(相互扶助)となっております。
メリット | デメリット | |
保険 |
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共済 |
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【用語の違い】
保険 | 共済 | 用語の説明 |
保険料 | 掛け金 | 保険会社(共済組合)に対して、定期的に支払ったり積み立てたりするお金のことです |
保険金 | 共済金 | 保険会社(共済組合)から受け取るお金のことです |
保険契約者 | 共済契約者 | 契約上の様々な権利や保険料(掛け金)を支払う義務のある人のことです |
配当金 | 割戻金 | 保険(共済)で余剰金が出た場合に保険契約者(共済契約者)に返還するお金のことです |
保険期間 | 共済期間 | 保険会社(共済組合)が契約によって、保険事故(共済事故)の保障を行う期間のことです |
今まで保険と共済の違いを知らなかった方も多いと思います。
保険と共済は、原則として保険料(掛け金)をみんなで出し合い、お互いに助け合う(相互扶助)の仕組みによって成り立っています。
今回は、保険と共済の違いを少しでもご理解して頂けるようにご説明させていただきました。
それぞれの違いやメリット・デメリットを正しくご理解していただき、ご自身にあった保障を選択して頂けるように、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。