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お年玉のキャッシュレス化

もうすぐ年末年始を迎えますが、新型コロナウイルスの影響で帰省できない方も多いのではないでしょうか。
今年は「お歳暮」の代わりに「帰省暮」という造語が生まれ、帰省暮には「会えない代わりのご挨拶」という意味があるそうです。また、Go To トラベルは今月28日から来年の1月11日まで全国一斉に利用を一時停止するとの発表があり、年末年始を自宅で過ごされる方がさらに増えると思います。
いつもとは違う年末年始となりますが、今回はその中でもお年玉のキャッシュレス化についてご紹介させていただきます。

 

そもそもお年玉とは

お年玉とは、元々お金ではなくお餅を渡していたようです。高度経済成長期頃からお金を渡すようになり、目上の人が目下の人へ贈るという風習を指します。

昔の人達は、飾り付けや鏡餅をお供えして神様をお迎えし、そのお礼として歳神様(年神様)から新しい魂をもらい、その新しい魂のおかげでまた1年間健康に生きていくことができると信じていたそうです。
この鏡餅を家主が家族に分け与えていた風習が、現在ではお金を渡すようになりました。

 

お年玉のキャッシュレス化

キャッシュレスの場合スマホQR決済(PayPayなど)や電子マネー(nanacoなど)で渡すことができるようです。
個人的にはお年玉を渡すという意味では、現金もキャッシュレスでも変わらないと思います。
一番大事な事は、その受け取ったお年玉の使い方を教えることにあると思います。

まとまった金額のお金をもらう機会=お金のことを学ぶ機会に繋がる

例えば、物々交換の時代からお金が使われるようになるまでの歴史やお札や硬貨の種類を教えたりなど。
また、小さい頃から無駄遣いや使い方のルール等に関しても学んでもらうことが重要で、これは大人の責任だと思います。
早いうちに無駄遣いや失敗を経験させて、失敗の経験を通して気付きや考える機会を与えることができます。
この経験がないと、大人になった時にお金の使い方で苦労する可能性があるからです。

 

まとめ

今回はお年玉のキャッシュレス化についてご紹介しましたが、キャッシュレス化には様々なご意見があると思います。
時代と共に風習なども変化していくように、いずれキャッシュレス化が当たり前の時代が来る可能性があります。
キャッシュレス化により、お金の価値や使い方を子供に教えることがより難しくなると思います。
また、医療技術の進歩により、平均寿命が今後も高くなる可能性があり「お金」についての大切さや付き合い方をしっかりと伝えていく必要があります。
老後への備えと同じように、お金の使い方も大事です。