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座りっぱなしの危険性

新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が11都府県に行われ、在宅ワークが増えている方も多いのではないでしょうか。
在宅ワークにより感染リスクは減りますが、長時間の座りっぱなしによる健康への影響はどのようなものがあるのかを今回ご紹介致します。

 

長時間の座りっぱなしによるリスク

みなさんは1日のうち何時間座って過ごしていますか?
おそらく睡眠時間より長い時間座って過ごされている方が多いのではないでしょうか。
現代人は1日の約60%を座って過ごしているといわれています。
WHOの発表によれば「1日10時間以上座る人は4時間以下の人に比べ、病気になるリスクが40%高くなる」そうです。
長時間座り続けることにより、腰痛や肩こり眼精疲労などの症状を感じる方も多いのではないでしょうか。
また、運動不足により結果的にガンのリスクが高まったり、糖尿病を悪化させる原因にもなると言われています。
さらに、座り過ぎにより疲労やストレスが多くなると精神面に悪影響を与え、うつ病のリスクが高くなるようです。

 

デスクワーク症候群

デスクワーク症候群とは、長時間のデスクワークによって生じる疾患のことです。肩こりや腰痛などの健康被害や、うつ病などの精神的な症状を引き起こす可能性があります。
長時間のデスクワークにより姿勢が悪くなり、うつむいた姿勢になることで神経が圧迫され体調不良や不眠症などの原因となります。
また、ディスプレイから発生するブルーライトによって、眼精疲労や精神的な負担が増えることもあります。
長時間のデスクワークは、身体と心に大きな負担がかかるということを認識することが大切です。

 

対処法

  • 30分に1回立ち上がって動くと、座り過ぎによる健康リスクを軽減できるようです。
  • 立ち上がることのできない場合は、かかとの上げ下ろしやふくらはぎを軽くマッサージするなどが効果的だそうです。
  • 気づかないうちに脱水症状にならないためにも、こまめな水分補給を行ってください。血流を良くするためにも効果的です。
  • 10~15分程度の仮眠をとることも効果的なようです。

 

まとめ

長時間座り続けることで健康にどのような影響があるのかをご紹介しましたが、スタンディングワークのように立って仕事をすれば問題がないわけではありません。
長時間の立ち仕事であっても、腰痛や筋肉疲労など様々な症状を感じると思います。
結局は、立っていても座っていても長時間同じ姿勢を続けていることが良くないようです。
適度な休憩を取りストレッチなどの軽い運動を行うことで集中力が増したり、健康へのリスクを減らすことに繋がりますのでぜひ実践されることをおすすめします。