貯金感覚で投資『おつり投資』で資産運用
現金で買い物した後、おつりをコツコツ貯金箱に貯めている方も多いかと思いますが、最近では、おつりを貯金箱ではなく、投資に回す『おつり投資』というサービスがあることをご存知でしょうか?
今回の記事では、おつり投資の仕組みやメリット・デメリットについてご紹介します。
目次
おつり投資とは?
おつり投資は、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレスサービスで買い物をするたびに、端数のお金を投資資金として自動的に積み立てを行えるサービスです。
積み立て金額は少額でも可能で、自身で設定することができるため家計に負担のない範囲で始められるといった特徴があります。
投資先は、世界の株式や債券に分散投資するETF(上場投資信託)が主流で、人工知能(AI)を搭載したロボアドバイザーが利用者の運用方針に沿って投資先を選別していきます。
おつり投資の仕組み
おつり投資に提携しているアプリで登録したクレジットカードや電子マネーで買い物をすると、アプリから買い物データが取り込まれ、おつりが自動計算されます。
100円や1,000円など、自身で設定した金額のおつりが投資資金となります。
〜設定金額を100円とした場合〜
260円の買い物をした場合、(300円-260円=40円)がおつりとなります。
〜設定金額を1,000円とした場合〜
260円の買い物をした場合、(1,000円-260円=740円)がおつりとなります。
投資したいおつりを選ぶと、月1回おつりの合計額が登録銀行口座から引き落とされて自動で資産運用に回ります。
おつり投資のメリット
続いて、おつり投資のメリットについてご紹介します。
投資知識がいらない
投資の経験がない方でも、気軽に簡単に始めることができるのがおつり投資です。
サービスを提供している会社に申し込みが終われば、あとは必要なアプリをインストールするだけ。
積み立ては普段通りに買い物をするだけで完了です。
投資の経験がない人や、商品知識を覚えるのが面倒という方にも向いているサービスとなっています。
少額から始められる
おつり投資は、少額から始められるのもメリットです。
もちろん少額から投資可能な資産運用サービスも他にもありますが、おつり投資なら毎日のお買い物から自動で投資資金に積み立てることができます。
いきなり大きなお金の投資は怖いですが、おつり投資では数円程度から投資が可能です。
運用の手間がかからない
おつり投資は、投資の運用をサービス提供会社が行うため、普段忙しく投資の時間が無い方でも手間なく始めることができます。
またアプリを使用すれば現在の運用状況がすぐに確認できるため、貯金感覚で資産形成が狙えるのがおつり投資の魅力です。
デメリット
投資知識や手間が省けて貯金感覚で始められるおつり投資ですが、デメリットもあります。
デメリットを理解した上で、サービスを利用しましょう。
手数料がかかる
おつり投資は、月額手数料や運用手数料が発生します。
始めたばかりだと投資金額が少ないため、手数料によって運用成績がマイナスになる可能性があります。
しかしおつり投資は、いきなり利益を出すわけではなく、長い時間をかけてコツコツと利益を作っていく長期スパンでの投資になるので、徐々に資金が貯まってくれば返ってくるリターンも大きくなります。
運用成績がプラスになるとは限らない
投資ですので、もちろん元本割れのリスクがあります。
株式は常に変動しているため、投資金額が大きければ大きいほど損失のリスクも大きくなります。
必ず運用成績がプラスになることは無いということを頭に入れておきましょう。
まとめ
今回の記事では、おつり投資について、紹介してきました。
『投資を始めたいけど忙しい』『投資の始め方がわからない』という方にもおすすめのサービスです。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?